BWV1000 フーガ ト短調

s-1000-1 s-1000-2

【主要原典】
「Fuga / del Signore Bach」
J.C.ヴァイラウフによるタブラチュア譜 ライプツィヒ国立音楽図書館蔵 18世紀半ば成立(Bach Digital)

【リュート作品である根拠】
J.C.ヴァイラウフによるタブラチュア譜

【曲目】
Fuga

【解説】
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 BWV1001 のフーガのリュート用の編曲。このフーガはオルガンのためのプレリュードとフーガ ニ短調
BWV539 にも編曲されており、それぞれ音の相違があります。どれが先かは確定できません。リュート版とオルガン版はバッハの自筆譜も無いことから、他者の編曲の可能性もあります。リュート版は特に冒頭部分でヴァイオリン版との相違が大きく、しかも2小節増えています。これを根拠に「編曲がバッハ以外の人物によって行われたとは考えにくい。」とする説もあります。(デイヴィッド・シューレンバーグ『バッハの鍵盤音楽』小学館)

コメントを残す