山田千代美氏(佐藤豊彦氏夫人)CD

山田千代美氏(佐藤豊彦氏夫人)CD

山田千代美氏は、リュート奏者佐藤豊彦氏の奥様のソプラノ歌手で、筆者はお二人の自宅で開催されるコンサートで、何度もその歌声に聴き惚れました。また、コンサート後のパーティーで饗されるお料理は絶品です。個人的にも公私共に本当にお世話になっています。

【公式プロフィール】
福岡県出身、国立音楽大学を卒業後、オランダのハーグ王立音楽院に留学、マリウス・ファン・アルテナに師事する。レベッカ・ステュワート博士の率いるルネサンス・カペラの第一ソプラノとして演奏を始め、ポリフォニー音楽、グレゴリア聖歌の豊富な経験を積み、録音、ラジオ、国際フェスティバルの参加等で活躍する。佐藤豊彦の率いる古楽アンサンブル「アルバ・ムジカ・きょう」のヴォーカリスト、日本の古楽アンサンブル「諧謔音楽」のメンバーとして活動。古楽のスペシャリストとして、浸透性のある声と繊細な表現テクニックが高く評価されている。

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※「黒船の古歌」Bookletより 佐藤美紀さん撮影(有明海)


「伊福部昭の古歌-gilyak Songs」 2017年7月録音

【レーベル・型番】
Nostalgia Nostalgia-1701 CARPE DIEM CD-16316

【収録曲】

伊福部昭:
ギリヤーク族の古き吟謡歌
〔アイ・アイ・ゴムテイラ、彼方の河び、苔桃の果拾ふ女の歌、熊祭に行く人を送る歌〕
古代日本旋法による踏歌(ギター・ソロ)*サハリン島土蛮三つの揺籃歌
〔ブールー・ブールー(キーリン族)、ブップン・ルー(ギリヤーク族)、ウンプリ・ヤーヤー(オロッコ族)〕

【演奏】
山田千代美(ソプラノ)
山田令子(ピアノ)
ダーヴィッド・ヴァン・オーイエン(ギター)*

【解説】
ブックレットは山田千代美氏の執筆による日本語の解説文が掲載されています。日本向けが「Nostalgia」、海外向けが「CARPE DIEM」のダブル・レーベルで、CARPE DIEMの紹介ページでは、DL販売、試聴もできます。

【東京エムプラスによる紹介文】

伊福部昭の作品には、伊福部昭のピアノ作品のスペシャリストとして知られる米国在住のピアニスト山田令子をきっかけに出会い、このレコーディングへと結びつきました。日本音楽でも西洋音楽でもない、古代人の祈りを元に伊福部が書き留めたいにしえの音楽に山田千代美が挑戦します。

この数年、私は常に伊福部の楽譜を手元に置き、彼の音楽はこのモードの原理に基づくモーダルマナーで歌われて初めて意味があるのではないかと考えて来た。そして私の伊福部への挑戦が始まった。よってこれはだれもが考える大きさへの挑戦ではない。私がこれまでモーダリストであろうとしたように、ここでもまたあくまでモーダリストでなければならない。それは限界のない伊福部の内なる世界への挑戦である。
(山田千代美/ブックレット解説より)

 


「幽玄」 2015年10月録音

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【レーベル・型番】
Nostalgia Nostalgia-1503 CARPE DIEM CD-16311

【使用リュート】
リチャード・バーグ製作8コース・ルネサンス・リュート(ヴェネーレ・モデル)

【収録曲】
佐藤豊彦:ねんね ころいち(奈良地方の子守唄)
ずいずいずっころばし(東京地方のわらべうた)
ねんにゃこ コロチャコ(秋田地方の子守唄/器楽曲)
せんどのやんま(山形地方の子守唄)
もし音楽と甘美なる詩が一つのものであるならば…(シェイクスピア~情熱の巡礼者)
うつろい節(器楽曲)
わたしの愛も愛人もことごとく(シェイクスピア~ソネット40番)
赤とバイ(長崎の正月唄)
古代舞曲によるロンド風変奏曲(リュート・ソロ)
蕗の曲(古謡)
あんたがたどこさ(熊本地方のわらべうた)
君を夏の一日に譬えようか(シェイクスピア~ソネット18番)
コキリコ節(富山地方の神楽踊)
ようかい(種子島古調)
コチャエ節(江戸民謡)
漂(ただよい)(リュート・ソロ)

山田千代美(ソプラノ)
ワルター・ファン・ハウヴェ(リコーダー)
佐藤豊彦(リュート)

【解説】
ブックレットは佐藤豊彦氏の執筆による日本語の解説文が掲載されています。日本向けが「Nostalgia」、海外向けが「CARPE DIEM」のダブル・レーベルで、CARPE DIEMの紹介ページでは、DL販売、試聴もできます。

<東京エムプラスによる紹介文>
リュート界の第一人者であり日本が誇る世界的巨匠、佐藤豊彦。エザイアス・ロイスナーのリュート音楽(Nostalgia 1501)で新たな境地に達した佐藤豊彦の新録音は、日本の古謡や能楽、わらべ歌、或いは子守唄などを題材に、西洋のものとしては主にシェイクスピアのテキストが使われた、佐藤豊彦自身の作品集。編成は、佐藤豊彦が主宰するアンサンブル「アルバ・ムジカ・きょう」に中核メンバーとして参加した古楽声楽のスペシャリスト山田千代美と、「リトル・コンソート」などで共演してきたリコーダーの世界的名手、ワルター・ファン・ハウヴェを加えた小編成のアンサンブル。リュート・ソロ、歌とリュート、リコーダーとリュート、歌とリコーダーとリュートという4つの異なる組み合わせで、「幽玄」をテーマに東洋と西洋の混合を表現します。

 


「黒船の古歌 Kurofune-songs From The Black Ships」 2010年録音

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【レーベル・型番】
Nostalgia Nostalgia-1101  CARPE DIEM CD-16283

【使用楽器】(佐藤豊彦氏)
マルティン・デ・ヴィッテ製作6コース・ビウェラ(総ガット弦)
リチャード・バーグ製作8コース・ルネサンス・リュート(総ガット弦)

【収録曲】
イベリア地方の聖歌:栄光の聖母よ
ナルバエス:モーロ王の嘆き
フェンリャーナ:もしイルカが愛に死ぬのなら
作曲者不詳:せんどのやんま(佐藤豊彦編曲)
カッチーニ:私の苦悩に憐れみを
ダウランド:来たれ愛しい人
博多の子守唄(山田千代美編曲)
湖出市十郎:黒髪
ダウランド:暗闇に私を住まわせよ
ホイヘンス:ため息
モンテヴェルディ:涙のマドンナ
作曲者不詳:竹田の子守唄(佐藤豊彦編曲)
モンテヴェルディ:娘シオンよ喜び踊れ
作曲者不詳:亥の子(佐藤豊彦編曲)
作曲者不詳:お江戸日本橋(佐藤豊彦編曲)
作曲者不詳:ねんねんころり(山田千代美編曲)

【解説】
16世紀半ばのポルトガルから聖歌と宣教師をもたらした最初の「黒船」、17世初頭のイギリスとオランダの第2の「黒船」、幕末の第3の「黒船」、それぞれの時期の西洋と日本の歌曲を山田千代美氏が歌っています。日本人の佐藤豊彦氏がビウェラとリュートで西洋の曲を伴奏し、オランダ人のD.v.オーイエン氏が総ガット弦のテオルボと19cギターで日本の曲を伴奏するという趣向です。ブックレットは全て英語と日本語が併記されています。解説文は山田千代美氏の執筆によるものです。日本向けが「Nostalgia」、海外向けが「CARPE DIEM」のダブル・レーベルで、CARPE DIEMの紹介ページでは、試聴やDL販売もできます。

 


「僕の好きな歌 Mio favorito」 2003年録音

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【レーベル・型番】
アントレ EBM-203512

【収録曲】
1.つれなき運命/作者不詳
2.女神様たち/ジョン・プレイフォード
3.イギリスのナイチンゲール/ヤコブ・ヴァン・エイク
4.私の姐さん/トーマス・モーリー
5.ベルガマスカ/ガスパロ・ツァネッティ
6.お眠りなさい美しい人/フランシス・ピルキントン
7.グリーンスリーヴス/作者不詳
8.ファンタジア/エルンスト・クレーマー
9.こきりこ/富山民謡
10.五木の子守歌/熊本民謡
11.スコットランドの釣鐘草/スコットランド民謡
12.茉莉花/中国民謡

13.漕げよマイケル/黒人霊歌
14.私のお気に入り/リチャード・ロジャーズ

【解説】
佐藤豊彦氏のプロデュースによる録音で、4,5,6,10曲目にリュートでも参加しています。、LGS会報に掲載されたCD評がありますのでご紹介させていただきます。『リコーダー奏者の大竹尚之氏のソロアルバム「Mio favorito」のCD と譜面がリリースされました。昨年オランダのティルブルグの教会で録音されものでリュートの佐藤豊彦氏、ソプラノの山田千代美さんも数曲、参加しています。いろいろなリコーダーが使われていて、その音色の変化も楽しめる1 枚です。曲はルネッサンスの旋律を中心に、オランダの大リコーダー・アンソロジー『笛の楽園』を書いたヴァン・エイクが取り上げなかった名曲を集めています。グリーンスリーブス等の良く知られたルネッサンスの旋律等はもとより、日本民謡、中国民謡、ロジャースの「私のお気に入り」等が大竹氏の筆により変奏されています。合わせて楽譜もあれば、さらに楽しみが広がります。』

 


「イタリアバロック「愛とドラマ」の音楽」 2003年7月録音

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【レーベル・型番】
Brain Music(アントレ) EBM-203515

【使用リュート】
リチャード・バーグ製作8コース・ルネサンス・リュート(ヴェネーレ・モデル、総ガット弦)
マルティン・デ・ヴィッテ製作アーチリュート(ココ・モデル、総ガット弦)
マルティン・デ・ヴィッテ製作キタローネ(ヴェネーレ・モデル、総ガット弦)

【収録曲】
1.私はつまづき倒れ(モンテヴェルディ)
2.パッサカリア(カプスペルガー)
3.遮られた望み(カプスペルガー)
4.2つのレセルカーダ(オルティス)
5.東洋の門から(カッチーニ)
6.リチェルカータ(バッサーノ)
7.それは本当なのか(モンテヴェルディ)
8.トッカータとカンツォーナ「勝利」(フレスコバルディ)
9.さよなら,愛しい人(フレスコバルディ)
10.カンツォーナ{ベルナルディーナ}(フレスコバルディ)
11.いつまでも歌い続けたい(クアリアーティ)
12.シャコンヌ(ピッチニーニ)
13.この世から消え去りたい(モンテヴェルディ)

【解説】
ブックレットの解説文は佐藤豊彦氏の執筆によるものです。2曲目のカプスペルガー、8曲目のフレスコバルディ、12曲目のピッチニーニの3曲が佐藤豊彦氏のソロで、総ガット弦での演奏になります。。カプスペルガーはたぶん初録音、フレスコバルディとピッチニーニは81年(と91年)の録音がありますが、いずれも、金属弦やナイロン弦での録音だったため、ここでは、ガットならではの全く違った境地を聴くことができます。
David van Ooijen氏による詳細なCD評がありますのでご紹介させていただきます。『イタリアの初期バロックの作品を収める「愛とドラマのバロック音楽」。演奏は、山田千代美(ソプラノ)、大竹尚之(リコーダー)、佐藤豊彦(リュート、テオルボ、アーチリュート) の三人。全員が演奏するモンティベルディの「私はつまずき倒れ」や、クアリアーィの「いつまでも歌い続けたい」のほか、リコーダーとリュート、リコーダーソロ、アーチリュートやテオルボのソロなどもある。アンサンブルの楽しさもさることながら、佐藤豊彦の全弦ガットでの独奏が素晴らしい。カプスペルガーの「パッサカリア」や、フレスコバルディの「トッカータとカンツォーナ”勝利”」、そしてピッチニーニの「シャコンヌ」といったテオルボやアーチリュートの繊細な独奏は、まさにリュート奏者が規範とするべき演奏である。歌もまた良く、山田千代美は、感情表現とドラマチックな歌詞伝達とのバランスを見事に取りつつ、これら初期モノディーを軽く澄んだ声で歌っている。さらに特筆すべきは、佐藤豊彦のコンティヌオ演奏における正統的な和音選択である。ここでは従来のやり方とは違って、転回形はほとんどなく、主に基本位置の和音が使われている。これこそが、これら初期バロック時代の作曲家達の意図するところであったのだろう。今日一般に耳にする演奏では、これらの音楽にまで中期、さらには後期バロック時代のコンティヌオ奏法が適用され、第一・第二転回形、上げられた六度、属七の和音が、多用されている。演奏する者としてはこれを機に、どの時代の音楽にも平均的な「エスペラント」的コンティヌオ演奏を適用する今までの姿勢を考え直し、それぞれの音楽スタイルに合わせたコンティヌオ奏法を探ってゆくべきであろう。』

 


山田千代美 & David van Ooijen「東雲のうた Dawn to the West」2001年録音

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【レーベル・型番】
Nostalgia Nostalgia-0201

【使用楽器】
1829年パノルモ製作オリジナル・ギター(ナイルガット弦)(佐藤豊彦氏所蔵)

【収録曲】

1.蕗の曲 Fuki no Kyoku
2.さくら Sakura
3.黒田節 Kurodabushi
4.来るか来るか Kuruka Kuruka
5.沖の鴎に Oki no Kamome ni
6.箱根八里 Hakone Hachiri
7.中国地方の子守唄 Ch?goku-Chih? no Komori-Uta
8.五木の子守唄 Itsuki no Komori-Uta
9.荒城の月 K?j? no Tsuki
10.待ちぼうけ Machib?ke
11.からたちの花 Karatachi no Hana
12.ペチカ Pechika
13.曼珠沙華 Higambana
14.かやの木山 の Kayanokiyama no
15.赤とんぼ Akatombo
16.信田の藪 Shinoda no Yabu
17.河原菜種 Kawara Natane
18.叱られて Shikararete
19.花嫁人形 Hanayome Ningy?
20.ちんちん千鳥 Chin Chin Chidori
21.浜辺の歌 Hamabe no Uta
22.あの子この子 Ano ko Kono ko
23.平城山 Narayama
24.お六娘 Oroku Musume

【解説】
記念すべき「のすたるじあ」レーベルの第一弾です。ダーヴィッド氏は現在、全ての音楽活動を総ガット弦で行われていますが、この録音ではまだ、ナイルガットを使われています。この録音についての詳細と同時出版されている楽譜の内容が(英語)がダーヴィッド氏の公式サイトの該当ページに掲載されています。
ダーヴィッド氏には、まだソロの録音はありませんが、アンサンブルの録音は多くあり、ソロ・トラックを含むものも多くあります。公式サイトのCDの項にまとめられています。また、youtubeでの活躍は特筆すべきものです。
LGS会報に掲載された佐藤豊彦氏による推薦文がありますので、ご紹介します。『山田千代美(ソプラノ) とダーヴィット・ヴァン・オーイエン(ギター) による、日本歌曲のCDを紹介します。山田が選曲したこれら24曲の歌は、昔からの伝統作品数曲を除き、大半が20 世紀初めに作曲された作品です。ご存知の通り、開国後から20 世紀初頭にかけては、西洋の文物が一気に押し寄せた時代であり、音楽では、特にドイツロマン派の影響が、色濃く見受けられます。このCDには、「さくら」「赤とんぼ」「荒城の月」など、お馴染みの曲も数多く入っていますが、今回の録音に際し、伴奏譜は、ピアノ伴奏から、ギター伴奏用に書き変えられました。伝統作品については、佐藤豊彦と、三味線奏者でもあるダーヴィット・ヴァン・オーイエンが、新しい伴奏を付けました。これらの作品が、歌詞の面でも音楽の面でも、非常に繊細なニュアンスに富んでいる事や、山田の純粋で軽快な声の特徴を考慮して、伴奏楽器としては、同じく軽妙で繊細な響きを持つ、オリジナルのパノルモギター(1829年作、佐藤豊彦所蔵) が、選ばれました。東洋と西洋の、音楽と音楽家の出会いが、ここに、「東雲の歌」’Dawn to the West ’として、結晶したのです。歌詞や曲の持つ雰囲気を大切に、美しく愛情深く演奏されており、西洋の古楽を演奏するに通じる、正統的な演奏姿勢で歌われたこれら日本歌曲は、聴く人の耳にまた新鮮に響く事と思います。解説書には、全ての歌詞が、日本語と英語で掲載されています。』

 


 「江戸時代「出島」で奏でられたオランダ音楽」 1999年9月録音

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【レーベル・型番】
Brain Music(アントレ) EBM-199503

【使用リュート】
セバスチャン・ヌニエス製作10コース・ルネサンス・リュート(グライフ・モデル)
リチャード・バーグ製作6コース・トレブル・ルネサンス・リュート
(ティーフェンブルッガー・モデル)
ニコ・ファン・デア・ヴァールス製作14コース・テオルボ(ティーフェンブルッガー・モデル)

【収録曲】
お喋り小燕 Garrula rondinella スヴェ-リンク
ファンタジア (器楽曲) Fantazia スヴェ-リンク
ティルジスとミラ Thyrsis and Milla モーリー (パーソナリティ)
ファンタジア (器楽曲)= Fantasia モーリー (パーソナリティ)
マルシムス (リュート・ソロ) Malsims ファレリウス
マルシムス (器楽曲) = Malsims ファーナビー
アマリリ麗し Amarilli mia bella カッチーニ
アマリリ麗し Amarilli mia bella ナウヴァハ
アマリリ麗し (リコーダー・ソロ) Amarilli mia bella ファン・エイク
麗しのアマリリ Amarillis, bel astre de mes jours ボエセ
いとおしのアマリリ Amaryl de deken sacht ホーフト
アマリリ、愛に死す Amarillis tear thy hair Rose, Cyrille
カリレーン (器楽曲) Carileen, ay wilt u niet verschuilen Rose, Cyrille
私は迷える羊 (賛美歌118〜9番) Erravi, domine Huygens, Christiaan
甘美なる死 Morte dolce Huygens, Christiaan
至福なる私の目撃者 Graves tesmoins Huygens, Christiaan
涙のパヴァーナ (リュート・ソロ) Lachrimae ダウランド
涙のパヴァーナ (リコーダー・ソロ) Pavaen lachrimae ファン・エイク
溢れよわが涙 (涙のパヴァーナ) Flow my tears ダウランド
涙のパヴァーナ (器楽曲) Lachrimae pavan ショップ
さあ、もう一度 (器楽曲) Comagain 作者不詳
さあ、もう一度 Come again ダウランド

【解説】
日本オランダ交流400年記念。ブックレットの解説文は佐藤豊彦氏の執筆によるものです。出島の音楽といっても、具体的資料は残っていませんので、1600年前後の蘭英周辺の名曲集といった趣です。

 


「シェークスピアの音楽」 1997年6月録音

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【レーベル・型番】
Channel Classics CCS11497(輸入盤) MCCS11497(国内仕様盤)

【使用リュート】
リチャード・バーグ製作8コース・ルネサンス・リュート(ヴェネーレ・モデル)
セバスチャン・ヌニエス製作10コース・ルネサンス・リュート(グライフ・モデル)

【収録曲】
01.「十二夜」第2幕第3場~おお、わたしのねえさん (モーリー)
02.おお、わたしのねえさん (バード)
03.「お気に召すまま」第5幕第3場~恋人達の春 (モーリー)
04.「オセロー」第4幕第3場~柳の歌
05.「ハムレット」第4幕第5場~ウォルシンガム
06.ウォルシンガム (バード)
07.「十二夜」第2幕第3場~さらば、いとしの女人よ (ジョーンズ)
08.「尺には尺を」第4幕第1場~持って行け、あの唇を (ウィルソン)
09.「ハムレット」第4幕第5場~ロビン
10.愛らしいロビン (ファーナビー)
11.「ウィンザーの陽気な女房たち」第2幕第3場~グリーンスリーヴス
12.グリーンスリーヴス (カッティング)
13.グリーンスリーヴス変奏曲
14.グリーンスリーヴス変奏曲
15.「シンベリーン」第2幕第3場~きけ、きけ、ひばり (ジョンソン)
16.「あらし」第1幕第2場~五尋の深みに (同)
17.「あらし」第5幕第1場~蜂が蜜を吸うところで (同)

01.O mistress mine, where are you roaming
02.O mistress mine, I must, MB 83
03.First Booke of Ayres: It was a lover and his lasse
04.Willow Song
05.Walsingham
06.Walsingham, MB 8
07.Farewell, dear love
08.Take, o take those lips away
09.Robin
10.Bony Sweet Robin
11.Greensleeves
12.Divisions on “Greensleeves”
13.Greensleeves to a Ground
14.Greensleeves to a Ground
15.Hark, hark! the lark
16.Full fathom five
17.Where the bee sucks

【解説】
ブックレットの解説文は佐藤豊彦氏の執筆によるものです。ブックレットそのものに解説も曲目も日本語で記載されているため、国内仕様盤といっても、長帯以外は輸入盤と変わりません。

 


 「マショーとその仲間たち」 1994年6月録音

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【レーベル・型番】
Channel Classics CCS7094(輸入盤) MCCS7094(国内仕様盤)

【収録曲】
01 ダヴィッドのシャックリ(マショー)
02 愛の神が私に恋を強いる(同)
03 貴婦人よ,そんなに気取らないで(同)
04 高貴なる人(同)
05 愛らしき貴婦人(同)
06 さらば愛らしき貴婦人よ(ランディーニ)
07 かくも高貴なる同伴者(作者不詳)
08 この風情ある時節に(センレッシュ)
09 さあ起きて,お寝坊さん(作者不詳)
10 幾たびも(ヴァイアン)
11 気まぐれのエスタンピー(作者不詳)
12 至上なる美しさ(カセルタ)
13 私は後悔していない(マショー)
14 陽気に楽しく(同)
15 薔薇よ,百合よ,春の青葉よ(同)

01.Hoquetus David
02.Amours me fait desirer
03.Dame, ne regardes pas
04.Doulz viaire gracieus
05.Douce dame jolie, pour Dieu
06.Adiu, adiu dous dame
07.Tres doux compains
08.En ce gracieux temps
09.Or sus, vous dormes trop
10.Par maintes foys
11.Estampies real: no 5
12.Beaute parfaite
13.Je ne cuit pas qu’onques
14.Gais et jolis
15.Rose,liz

【解説】
ピタゴタラス音律を採用した録音。国内仕様盤もあるようですが、私は輸入盤しか持っていません。ブックレットそのものに解説も曲目も日本語で記載されているため、国内仕様盤といっても、長帯以外は輸入盤と変わらないだろうと思います。ブックレットの解説文は佐藤豊彦氏の執筆によるものです。

 


「ランディーニとその仲間たち」 1992年9月録音

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【レーベル・型番】
Channel Classics CCS5793(輸入盤) MCCS5793(国内仕様盤)

【収録曲】
Anon: Saltarello
Landini: Gram piant’ agli occhi
Landini: Conviens’ a fede
Landini: Donna, la mente mia
Landini: De! dimmi tu
Landini: S’i’ ti son stato
Anon: Istampita Lamento di Tristano
Anon: Saltarello
Jacopo da Bologna: Vestisse la cornachia
Jacopo da Bologna: I’me sun un che
Matteo da Perugia: Sera quel zorno
Anon: Estampie
Lorenzo da Firenze: A poste messe
Lorenzo da Firenze: Povero cappator
Lorenzo da Firenze: Non so qual i’ mi volglia
Lorenzo da Firenze: Come in sul fonte

【解説】
国内仕様盤もあるようですが、私は輸入盤しか持っていません。ブックレットそのものに解説も曲目も日本語で記載されているため、国内仕様盤といっても、長帯以外は輸入盤と変わらないだろうと思います。ブックレットの解説文は佐藤豊彦氏の執筆によるものです。

 


「佐藤豊彦の世界~自作品集2」 1991年8月録音

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【レーベル・型番】
Channel Classics CCS4692(輸入盤) NCS396(国内仕様盤)

【収録曲】
1. 蕗の曲
2. エレジー風即興曲(蕗の曲の主題による)
3. 戯唄(たわむれうた)~金毘羅船々/通りゃんせ/てんてん手毬
4. a-l-i-c-e(アリス)
5. 甘美なるかな,死すべき運命の克服は
6. ロッケディ
7. 何と苦楽なるかな音楽とは
8. ヴァイスに捧ぐ

【解説】
ブックレットの解説文は佐藤豊彦氏の執筆によるものです。ブックレットそのものに解説も曲目も日本語で記載されているため、国内仕様盤といっても、長帯以外は輸入盤と変わりません。

 


「ローランへの巡礼~佐藤豊彦の世界」  1991年5月録音

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【レーベル・型番】
Channel Classics CCS3291(輸入盤) NCS274(国内仕様盤)

【収録曲】
1. 「ローランへの巡礼」
2. 2台のリコーダー、ルネサンス・リュート、テナーガンバのための組曲「小話」
3. 4つの子守歌

【解説】
ブックレットの解説文は佐藤豊彦氏の執筆によるものです。ブックレットそのものに解説も曲目も日本語で記載されているため、国内仕様盤といっても、長帯以外は輸入盤と変わりません。

 


 「二人のオルフェウス Two Orphean masters」 1990年12月録音

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【レーベル・型番】
Brain Music BOCD-9108

【使用リュート】
リチャード・バーグ製作8コース・ルネサンス・リュート(ヴェネーレ・モデル)
ブライアン・コーエン製作アーチリュート(セラス・モデル)

【収録曲】
John Dowland
Now, o now, I needs must part : the frogg galliard 今こそ別れねば : 蛙のガリアルド
If my complaints could passions move 私がこぼしたことで気持が動くなら
Captain Digorie Pipers galliard パイパー船長のガリアルド
Flow my teares あふれよわが涙
Pavana lachrimae 涙のパヴァーヌ
Can she excuse my wrongs 私の受けた苦しみを言い逃れられますか?
The earl of Essex, his galliard エセックス候のガリアルド
Come heavy sleepe 来たれ、永遠の眠りよ
Lasso vita mia, mi fa morire 倦み疲れたわが命よ

Henry Purcell
An evening Hymn “Now that the sun hath veiled his light” 夕べの賛歌「今や太陽の光も薄れたので」
Chaconne シャコンヌ
The plaint “O let me weep” 歎きの歌「私を泣かせて」

【解説】
J.ダウランドとH.パーセルを「二人のオルフェウス」として取り上げた録音です。ブックレットの解説書の序文では、佐藤豊彦氏がアンサンブル結成の意図を記されています。曲目の解説は大竹尚之氏によるものです。