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2017年4月23日 Lute & Early Guitar Society of Japan 佐藤豊彦リュートセミナー(福岡)

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リュート&アーリーギターソサエティ・ジャパン 第51回 リュートセミナー

<佐藤豊彦氏による公開レッスンと櫻田亨氏によるリュート・コンソート>

【日時】
2017年4月23日(日) 
10:00~10:50 佐藤豊彦氏による公開レッスン 1組目
10:50~11:40 佐藤豊彦氏による公開レッスン 2組目
11:40~12:30 佐藤豊彦氏による公開レッスン 3組目
(12:30~13:30 昼食休憩)
13:30~17:00(休憩を挟みながら)櫻田亨氏によるリュート・コンソート指導
17:00~17:30 受講生コンサート
18:00~ 懇親会
 
【場所】
「Coffee House ekubo」福岡県うきは市吉井町212
http://ww4.et.tiki.ne.jp/~ekubo001/
※LGS会員の堀江一彦さんのお店で、ご厚意で使用させて頂きます。
JR久大本線(ゆふ高原線)筑後吉井駅の目の前です。
お店の前の駐車場のほか、お隣の田村歯科クリニック、吉井駅の駐車場にも停めることができます。

 

【受講料】
・佐藤豊彦氏による公開レッスン 1組 会員12,000円 会員外14,000円

・櫻田亨氏によるリュート・コンソート 1人 会員5,000円 会員外7,000円
(佐藤豊彦氏の公開レッスンを受講後、さらにリュート・コンソートも参加の場合は 2,500円)

・聴講のみ 会員1,000円 会員外 3,000円

・懇親会参加費はお店で実費精算予定

 
※リュート・コンソートは、「The Frog Gailliard」等のルネサンス時代のアンサンブル音楽を予定しています。ルネサンスリュートはもちろん、バロックリュートやアーチリュート、テオルボの他、歌、リコーダー、ヴィオール、ルネサンス&バロックギター、19世紀ギター等でも参加いただけますが、選曲と編曲の都合上、使用楽器は早めにお知らせ下さい。ピッチはa=415Hzの予定で、a=440Hzの楽器をお使いの方は、当日半音下げて調弦していただくことになります。

 

【申込方法】
下記の「お申し込みフォーム」にてお申込みください

 

 

2017年2月25日 リュートお稽古

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・「サン=リュックの運指は非常に合理的です。難しそうな箇所も、よく運指を考えれば弾きやすいですよ。」
・「このサラバンドは名曲ですね。中声部が主役でしょう。彼は対位法を得意としていたようです。ヴァイスと並び称されたようですが方向性は全然違います。玄人受けする」
・「このジーグには低音が多いですね。速くは弾きにくい。遅く弾けということでしょう。サン=リュックはそういったことを冒頭の数小節で示してくれることが多いです。」
・「サン=リュックには『速く』ではなく『軽く』終わる組曲が多いですね。この組曲も遅めのジーグの後に簡単なメヌエットがあります。おそらくウィーンの好みなのでしょう。後年のモーツァルトにも当てはまります。逆に同時代のロシア等は、非常に遅い曲で終わるのが好まれたようです。組曲を速いジーグで締めくくるのが当たり前だと思わない方がいいですよ。」

・「アーチリュートのソロというとザンボーニくらいしか思い浮かびませんが。」「ピッチニーニ、カプスベルガー、メリー等たくさんありますよ。カプスベルガーの出版譜には1曲だけ14コースが必要なものがあります。つまり彼はアーチリュートを使ってたのでしょう。」「先生はアーチリュートを硬い材で造らせていますね。」「このセラスのオリジナルは象牙と黒檀です。当時のイタリアでは硬い音が好まれたのでしょうね。その時代のイタリアンとフレミッシュ・チェンバロの音も全然違います。」「じゃあ、アーチリュートでダウランド等は…。」「全く合わないでしょうね。このアーチリュートは58cmですが、ダウランド時代のイギリスの楽器はもっと弦長が長く、ボディも大きいです。豊かな音が好まれたのでしょう。」

【禅茶】
・深筒の場合の茶巾扱い。茶巾は左右を摘んで蓋に手なりに置く。茶筅通しの前に茶巾を取り、耳を引っ張り広げたら畳む。茶碗を拭く際には、人差し指と中指で摘んで取り、先に「い」「り」と拭く。茶碗の縁を拭き、再び人差し指と中指で畳み、蓋に置く。

2017年4月15日(土) 倉敷 佐藤豊彦 象牙のバロックリュートによるドイツのバロック音楽

【日時】2016年4月15日(土) 19:00開演 ※要予約
【会場】倉敷アイビースクエア 岡山県倉敷市本町7-2
【入場料】前売り3,500円(1ドリンク付き)
【お問い合わせ・チケット購入】倉敷アイビースクエア
【曲目】
E.ロイスナー 組曲g-minor
S.L.ヴァイス 2つのシャコンヌ
J.S.バッハ 組曲C-majorよりプレリュードとメヌエット(無伴奏チェロ組曲第1番BWV1007)

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※クリックで拡大画像

2017年2月11日 リュートお稽古

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・「この低音のスラーは上の声部の指を離さないと弾けませんね。つまり、上の声部は切っていいんです。休符があると思ってください。」
・「18世紀前半まではタブラチュアには原則的に休符は無いんです。そこで、こういう手法を採ったんですね。」「絶対取れない運指を使って休符代わりですか…。」
・「スラーが3音や4音にまたがると弱くなるんですが。」「弱くなってほしかったんでしょうね。」
・「低音がスラーで弱くなってますね。つまり逆に上声部はしっかりと弾けということでしょう。」
・「アーティキュレーションがバラバラですね。」「クヴァンツは『シークエンツでは同じことを繰り返すな』と書いています。サン=リュックはその典型ですね。」
・「サン=リュックのクーラントはおそらく大半はイネガル不要でしょう。付点が急に出てきたり、強拍がスラーの途中だったりしますから。」

【禅茶】
・茶入の回し拭きでは、牙蓋が客から見えるようにしよう。茶入の位置が低すぎると、何をやっているのか分からないので。