ノート(リュート・古楽雑感)

2017年6月24日 リュートお稽古

・「この低音、オリジナルからオクターブ下げて弾いていましたが、やはりオリジナル通りが良さそうですね。」
・「ここは低音が2オクターブも飛んでいますね。これがリュートです。鍵盤楽器では絶対にありえませんね。」
・「ローポジションで弾けるのに、わざわざハイポジションで弾いています、次のフレーズと差を付けたかったのでしょう。これもリュートならではです。」
・「このサラバンド付点のリズムを絶え間なく刻むつもりで弾いた方がいいでしょう。細かい表情にこだわり過ぎない。」
・「このメヌエットの前打音。次の拍(2拍目)の低音と同時に指を放してみては?」「面白いですね。難しいですが。」「慣れれば簡単です。」
・「このジーグは付点がちょこちょこ入っていますの、そこまで早いテンポではありません。古いフランス風のカナリーとジーグを混ぜたんでしょう。」
・「速く2回弾くより、ゆっくりと1回弾いて、練習してください。」

 

【禅茶】
・洗い茶巾の仕込みは、耳が茶碗から少し出るように。
・蓋置に茶巾を置く際は、耳がしっかり出て開いているとよい。白い兎が飾られていて、客が涼しく感じるように。
・茶巾を絞る際は指先だけを使ってください。
・柄杓から湯や水を注ぐ際は、ぞんざいにせず、丁寧に一定量を注ぐつもりで。
・全ての所作が早すぎます。ゆっくりと稽古してください。

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2017年2月25日 リュートお稽古

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・「サン=リュックの運指は非常に合理的です。難しそうな箇所も、よく運指を考えれば弾きやすいですよ。」
・「このサラバンドは名曲ですね。中声部が主役でしょう。彼は対位法を得意としていたようです。ヴァイスと並び称されたようですが方向性は全然違います。玄人受けする」
・「このジーグには低音が多いですね。速くは弾きにくい。遅く弾けということでしょう。サン=リュックはそういったことを冒頭の数小節で示してくれることが多いです。」
・「サン=リュックには『速く』ではなく『軽く』終わる組曲が多いですね。この組曲も遅めのジーグの後に簡単なメヌエットがあります。おそらくウィーンの好みなのでしょう。後年のモーツァルトにも当てはまります。逆に同時代のロシア等は、非常に遅い曲で終わるのが好まれたようです。組曲を速いジーグで締めくくるのが当たり前だと思わない方がいいですよ。」

・「アーチリュートのソロというとザンボーニくらいしか思い浮かびませんが。」「ピッチニーニ、カプスベルガー、メリー等たくさんありますよ。カプスベルガーの出版譜には1曲だけ14コースが必要なものがあります。つまり彼はアーチリュートを使ってたのでしょう。」「先生はアーチリュートを硬い材で造らせていますね。」「このセラスのオリジナルは象牙と黒檀です。当時のイタリアでは硬い音が好まれたのでしょうね。その時代のイタリアンとフレミッシュ・チェンバロの音も全然違います。」「じゃあ、アーチリュートでダウランド等は…。」「全く合わないでしょうね。このアーチリュートは58cmですが、ダウランド時代のイギリスの楽器はもっと弦長が長く、ボディも大きいです。豊かな音が好まれたのでしょう。」

【禅茶】
・深筒の場合の茶巾扱い。茶巾は左右を摘んで蓋に手なりに置く。茶筅通しの前に茶巾を取り、耳を引っ張り広げたら畳む。茶碗を拭く際には、人差し指と中指で摘んで取り、先に「い」「り」と拭く。茶碗の縁を拭き、再び人差し指と中指で畳み、蓋に置く。

2017年2月11日 リュートお稽古

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・「この低音のスラーは上の声部の指を離さないと弾けませんね。つまり、上の声部は切っていいんです。休符があると思ってください。」
・「18世紀前半まではタブラチュアには原則的に休符は無いんです。そこで、こういう手法を採ったんですね。」「絶対取れない運指を使って休符代わりですか…。」
・「スラーが3音や4音にまたがると弱くなるんですが。」「弱くなってほしかったんでしょうね。」
・「低音がスラーで弱くなってますね。つまり逆に上声部はしっかりと弾けということでしょう。」
・「アーティキュレーションがバラバラですね。」「クヴァンツは『シークエンツでは同じことを繰り返すな』と書いています。サン=リュックはその典型ですね。」
・「サン=リュックのクーラントはおそらく大半はイネガル不要でしょう。付点が急に出てきたり、強拍がスラーの途中だったりしますから。」

【禅茶】
・茶入の回し拭きでは、牙蓋が客から見えるようにしよう。茶入の位置が低すぎると、何をやっているのか分からないので。

2016年1月29日 リュートお稽古

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・装飾はおまけ。力を入れずにさりげなく弾こう。装飾する前の曲が大切。
・特にテンポの遅い曲は繰り返しに装飾を入れた方がよい。
・プレストのような速い曲は、上の旋律が途切れないように弾くと綺麗。
・セーハを使うと旋律が途切れる場合がある。運指を考えよう。

・ゴーティエやデュフォーよりサン=リュックの方が難しい。
・サン=リュックは明るい曲が多いが、中には高音をあまり使わない地味な素晴らしい曲がある。
・サン=リュックがトンボーを捧げた、ウィーンのカストラートFrançois Ginterのリュート曲には素晴らしいものがある。

2017年1月14日 リュートお稽古

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・深呼吸(呼吸法)を行ってから練習を始めましょう。
・凝ったり痛くなったところを庇って弾いていると、さらに力が入って逆効果です。一度立って深呼吸しましょう。
・「凝ったら座ったままストレッチしたりしているのですが…。」「ダメです。立たなきゃ深い呼吸はできません。」
・力を入れてストレッチしてはダメです。深く吸って深く吐きながら伸ばせば自然と伸びます。
・手を下げながら吐くと、横隔膜の下から(腹式呼吸で)吐けます。足の裏から吸って吐くイメージ。
・リュートを弾くことは(PC仕事でも)前に集中します。逆さの方向へ体を動かし(反らして)バランスを取りましょう。
・凝りや痛みはその部位だけで起こるわけではありません。全身の面倒を見て、とにかくリラックスです。

・可能な限り左手を動かさなくていい運指を心がけましょう。それもリラックスのためには大切なことです。
・中指は親指と相対しているため残して押弦すると安定します。
・ポジションが飛ぶ場合は左手の形はそのまま。弦を触りながら滑らせると間違えません。
・繰り返しの際に装飾をするなら、左手の形は繰り返し前と同じにしましょう。特別なことはしない。
・やりすぎない。ゆったりとした箇所を設ける。
・あくまで同じ曲です。違う曲になっちゃったら、それは装飾ではなく作曲。
・リズムを崩さない。あるものを使う。間の音階をつないだり、和音を分けたり。単純なことです。
・付点のないサラバンドは少し速めに。遅いメヌエットのようなつもりで。

・現存するオリジナルのリュートは表面板が真っ直ぐだが、少し凹ませて製作したものが収縮して真っ直ぐになったと考えられる。
・「オリジナル通りに製作することイコール歴史的楽器ではないということですか?」「そういうことです。当時の製作状況がどうであったか調べないと。」

【禅茶】
・袱紗扱いは腰の高さで。
・炉の角に向かって座る。右膝は釜の下端くらい。そうすると前のスペースも余裕がある。
・お茶を点てる際、はじめの茶筅の振り幅は長く、勢いも激しく、後半は振り幅を短くゆったりと。点てている時間が短い方が良い。
・襖を閉める際、右足を軽く掛けたら、左足を踵を支点に90度回す、右足も踵を支点に90度回す。いずれも踵は動かさない。